この度、ゲーム保存協会では、80年代より多くのゲーム開発に携わり、現在もプロデューサーとして活躍するゲーム中村光一さんを名誉会員としてお迎えすることになりましたので、お知らせします。
名誉会員とは
ゲーム保存協会では、ゲームソフトやハードウェア、雑誌や書籍などを収集するだけでなく、こうしたものを作っていた当時の第一線のクリエイターの皆さんとの輪も大切にしています。人がいなければ文化は生まれません。名作ゲームの裏には、必ず、一人一人のヒューマンドラマがあるのです。人の足跡を記録し、証言を記録することも大切なゲーム保存活動である、との思いから生まれたのが、ゲーム保存協会の「名誉会員」制度です。
中村光一さんについて
高校時代よりプログラム開発を行い、アーケードゲームの移植作品の雑誌投稿、エニックス主催の第1回ホビープログラムコンテストの「ドアドア」でゲームクリエイターとしてデビューを飾りました。
株式会社チュンソフトを設立後は、ドラゴンクエスト2や3のプログラミングに従事し、以後はプロデユーサー、ディレクターとしてサウンドノベルシリーズや不思議のダンジョンシリーズなどを発表しました。
このたびゲームを文化として次世代に残すという活動方針への賛同をいただき、名誉会員として当協会への参加をご快諾いただいたことに感謝申し上げます。
ゲーム保存協会を応援する中村光一さんからのメッセージや略歴は、こちらのページでご確認いただけます。
ゲーム文化の歴史に貢献された方からの応援は、活動を続ける私たちにとって、とても心強いものです。
未来にゲームの歴史をしっかりと伝えていくために、一つでも多くの資料を残し、一人でも多くの方と協力して取り組みたいと考えているゲーム保存協会。取り組みへの参加方法は様々です。今後も名誉会員に参加いただける方が増えるよう、透明性を保った団体運営と真摯な活動展開を維持してまいります。
(予告)イベント開催のお知らせ
中村光一様の名誉会員就任に付きまして「伝説のクリエイターに聞く 第6弾:中村光一氏」と題しましたイベント開催を予定しています。
2025年4月12日(土)上用賀アートホールにて午後から開始という形で準備させていただいております。
2025年に入りましてから詳細や参加予約などの告知を行います。これまでのイベント同様に参加無料ですが、サポーター会員を優先とした先着順で受付を行う予定です。
ぜひ今後のゲーム保存協会の取り組みへのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。