「ゲームアーツ」を設立し、テグザーやグランディアといった数々の人気ゲームをプロデュースしてきた宮路洋一さん。日本のゲーム史を代表するクリエイターの一人である宮路さんを、この度ゲーム保存協会の名誉会員としてお迎えする事となりました。
ゲーム保存協会では、ゲームソフトやハードウェア、雑誌や書籍などを収集するだけでなく、こうしたものを作っていた当時の第一線のクリエイターの皆さんとの輪も大切にしています。人がいなければ文化は生まれません。名作ゲームの裏には、必ず、一人一人のヒューマンドラマがあるのです。人の足跡を記録し、証言を記録することも大切なゲーム保存活動である、との思いから生まれたのが、ゲーム保存協会の「名誉会員」制度です。
ゲーム保存協会には3つの異なる会員制度があります。保存活動全体を年会費によって支える「サポーター会員」、実際の保存作業や団体運営を行う「正会員」、そして「名誉会員」は過去の功績や現在のネームバリューで当協会の保存活動に貢献し、応援を送る特別な会員です。
宮路さんは現在、株式会社ジークゲームズの代表取締役。2019年に行った夏の講演会では、ご自身が関わられたゲームについての数々のお話しを聞かせてくださいました。今までに作ったすべてのゲームを紹介すると、次の日の朝まで終わらないというほど、数多くのゲームを世に出してこられた宮路さん。当協会のゲームを文化として次世代に残すという活動方針への賛同を頂き、この度、名誉会員として当協会への参加をご快諾くださいました。
ゲーム保存協会を応援する宮路洋一さんからのメッセージや略歴は、こちらのページでご確認いただけます。
名誉会員 宮路 洋一
このように、過去ゲーム文化の歴史に貢献された方からの応援は、活動を続ける私たちにとってとても心強いものです。未来にゲームの歴史をしっかりと伝えていくために、一つでも多くの資料を残し、一人でも多くの方と協力して取り組みたいと考えているゲーム保存協会。取り組みへの参加方法は様々です。今後も名誉会員に参加いただける方が増えるよう、透明性を保った団体運営と真摯な活動展開を維持してまいります。
どうぞ、今後のゲーム保存協会の取り組みへのご注目、そしてご支援ご協力をよろしくお願いいたします。
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写真:Nicolas DATICHE