ゲーム保存協会がNPOとして活動を開始しました

寒い日が続く11月、皆様いかがお過ごしでしょうか。
年末に向けてだんだんと忙しく活気付いて行くこの季節。
今月は、ゲーム保存協会のNPOとしての活動についてご紹介したいと思います。

以前より任意団体として活動していたゲーム保存協会ですが、2011年夏ごろから少しずつ準備を進め、9月末、晴れて特定非営利活動法人=NPOになりました。
私たちの活動は基本的にはこれまでと変わりませんが、NPOとなったことで、活動内容のご紹介やゲーム保存に関するイベントの開催などさらに充実して行くこととなりました。
私たちの活動は今までと変わらず、ゲーム保存に関心がある有志らのボランティアで運営されております。
保存に関する技術的な知識の収集、ゲームに関する包括的な視点の形成、実際の資料の保有者や80年代のゲームに関係してきた技術者の方々へのご協力の要請、海外での文化財としてのゲーム保存に関する情報の翻訳配信など、未来に文化を残すために今必要な取組みを順次継続的に行う予定です。

NPO法人ゲーム保存協会については、「団体について」のページでもご紹介しております。
現在、ホームページや掲示板等を利用して多くの方にゲーム保存に関する情報や私たちの実際の活動内容についてご参照いただけるよう、ウェブ上での情報配信の準備を急ぎ進めています。
様々な翻訳資料閲覧や保存に関する基礎知識の交換の場など、用意が出来次第公開して行きますので、ご活用いただければと思います。

ゲーム文化の保存は日本ではまだまだ未開拓の分野で、意識面でも技術面でも、難しい問題が沢山あります。
NPOとしてきちんと団体ができたことで、様々な啓発活動や皆さんとのやり取りが円滑になることと期待しています。
これまで行ってきたゲーム文化の保存への取組みは変わらず、さらに責任ある立場で活動していこうと気持ちも新たに進んで行きますので、今後も皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

2011年11月 ゲーム保存協会一同

ホームページ始動

70年代から90年代にかけてのデジタルゲーム文化を保存するために活動する「ゲーム保存協会」の公式ホームページが始まりました。

ゲーム保存協会は、日本に花開いた豊かなゲーム文化とその資料の劣化と消滅の危機に立ち向かう非営利団体です。

私たちは、将来、当時のゲーム文化を研究するであろう多くの人たちのために、創造力にあふれた当時のゲームを参照する次世代のクリエイターのために、そしてゲーム文化を愛する全ての人のために、真摯な姿勢でゲーム資料と向き合います。あらゆるゲーム資料を、利益を排した公正な立場から見つめ、独自の専門技術の開発や、ゲーム文化に対する意識を広める活動を続けます。

今後、ホームページを通じた情報発信を積極的に行い、本格的なゲーム研究の良き友となれれば幸いです。