スキャナー購入支援の進捗と御礼

雑誌アーカイブ事業にて、雑誌本文をスキャンするための専用スキャナー購入支援を募ったクラウドファウンディングの進捗報告をお伝えいたします。
2023年12月下旬より開始し、おかげさまで開始早々ハイペースで目標金額に到達し、支援金は750,717円と125%達成、90人もの方よりご支援をいただきました(2024年3月末時点)。皆様からの寛大なご支援をいただき、深く感謝を申し上げます。

本クラファンは6月まで実施となりますが、集まった支援金にて専用器材を購入いたしました。

■購入器材
①専用イメージスキャナー(RICOH fi-7600)
雑誌のページ裁断を行った後、大量の紙を高速で読み取ります。またOCR(光学文字認識)に適したイメージデータに変換できます。

②雑誌資料分解用の裁断機、変圧器
表紙と本文を分解する際に必要な裁断機です。分解された本文のページをスキャンしていきます。裁断位置を細かく調整するため、ハンドル機能が付いています。また裁断機を動かすために、230V出力の変圧器も合わせて購入いたしました。

皆様からのご支援を早速形にすべく、雑誌「I/O」からスキャニング作業を進めてまいります。
6月末までに集まった支援金は、雑誌アーカイブ事業に活用させていただきますので、今後とも引き続きのご支援をいただけますと幸いです。

2022年度事業報告ニュースレターvol.21発行のお知らせ

ゲーム保存協会・広報担当です。
日頃より当協会をご支援いただき、誠にありがとうございます。

最新号のニュースレターGPS News vol.21を発行しましたのでお知らせします。
2023年7月で2022年度の活動を無事終えることができました。2022年度の活動報告・会計報告、及び2023年度の活動計画のレターとなっております。
2022年度は、文化庁アーカイブ事業の継続はもちろん、保存研究ではポリーヌの8インチドライブ用アダプター完成、啓発事業ではドキュメンタリー「芸夢」第二弾公開などの活動が行われてきました。
また、今回当協会に寄贈された資料の保管がいかにして行われているかということを特集として取り上げております。

▽ニュースレター最新号PDFダウンロードはこちら
※リンク先のサポーター会員限定コンテンツ>全会報・限定冊子からアクセスください

尚、ニュースレターGPS News vol.18 において、前年度の会計報告の数字が間違っている箇所が判明しました。英語版ともに合わせて修正したものに差し替えております。

会員以外の方もご覧いただけますので、ゲーム保存活動への興味、関心を持っている知人の方がいましたら、当協会の活動をぜひシェアしていただけますと幸いです。
皆さまにご支援いただけるよう活動を継続してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

■サポーター会員のニュースレター受け取り方法変更ご案内

ご登録時、レターの受け取り方法をPDFもしくは、郵送・PDFのいずれかをお選びいただいております。
ご登録後に受け取り方法変更をご希望の場合、マイページの「個人情報の変更」からお手続きをお願いいたします。

国立国会図書館様・フロッピーディスクの長期保存対策に関する調査報告書のご紹介

国立国会図書館様は、電子情報の長期的な保存と利用保証のための調査研究を進めています。
このたび、国立国会図書館様より、フロッピーディスク(FD)の長期保存対策に関する調査報告書が公開されましたのでご紹介いたします。

■国立国会図書館様 電子情報の長期利用保証に関する調査研究(令和5年4月) ※外部リンク

【目次】
1 FDの基礎知識
2 FDのマイグレーション手法
3 FDの分析・マイグレーション手順調査
4 FDのマイグレーション成果物の利用環境調査
付録A FDの保存に関する情報源
付録B FDのマイグレーション手順書

当協会は、過去に国立国会図書館様が実施した同館所蔵のFDのマイグレーション作業で最終的な成果物を作成できなかったFD250枚の再マイグレーションの実施及びその手順書の作成、並びに過去のマイグレーション作業において成功していた4,300枚の成果物の利用環境に関する調査を受託し、作業を行いました。
これらは、概ね調査報告書の3、4及び付録Bにあたります。
付録Bは、FD資料の取り扱い方法やポリーヌの利用方法が確認できる内容です。多くの方にご活用頂けますと幸いです。

 


関連記事
国立国会図書館「カレントアウェアネス」に、フロッピー保存の新デバイス・ポリーヌの記事が掲載されました