聖子ちゃんSOSby きたかZ氏
COSMIC SOFTより1983年に発売
幻のゲーム」2本立て
みなさんお元気ですか?ごぶさたいたしております、パンチラ8段のきたかZです。「どうしたら8段になれるんですか?」とよく聞かれるんですが、スカートとパンツをはいた熊と戦い、見事勝利をおさめればもらうことができます。いうなればパンチラのエリート中のエリートなわけです・・・すみません、電源切らないで下さいね・・・
さて、そんな8段の私が今回書かせていただくのが聖子ちゃんシリーズの2作品です。ほとんど「幻のゲーム」として知る人ぞ知るゲームといえますが、「パート2」の方は、今は亡き「ロンロン」誌だったか、「アイコン」誌だったか、誌名忘れましたが全リストが公開されたことがあるので、中には知ってらっしゃる方もいるかも知れませんね。実際にリストを打ち込まれた方には敬意を表します。
「聖子ちゃんSOS」
さて、はじめに1作目の「聖子ちゃんSOS」ですが、設定は近未来SF(ほめすぎ)です。ロボット軍団になぜかさらわれてしまった美少女(聖子ちゃん)を救うべく、にっくきロボット軍団をプチプチ倒していく単純明快なゲームですが、面クリの度に聖子ちゃんが脱いでくれるという基本にあまりにも忠実な感じですね。「あなたのためにスカート脱いだわ」とかはいいんですけど、ロボットにつかまってるってな緊張感がゼロですね。
ゲームは、デザインした人間の顔が見たくなるようなダサダサロボの胸に「スコープ(照準)」をあわせてビーム発射なんですが、はっきりいってこの「スコープ」の移動がおそすぎです。ロボットが出現したのと同時にスコープを移動させても逃げられてしまうのがほとんどなので、ものすごくストレスがたまります!でもまァこれも聖子ちゃんのため・・・しかも説明には一度聖子ちゃんが全部脱ぐと1面に戻るんですが、次のステージから聖子ちゃんの下着の模様が変わる!というのでやりました・・・ええやりましたとも・・・結果は、たしかに変わるには変わるんですが、色が変わる(しかも肌色)だけで、3周目以降も肌色になるだけでした。まァ人生そんなもんですね・・・さすがの私も4周目以降をやる気にはなりませんでした(苦笑)
「聖子ちゃんパート2」
続いて2作目の「聖子ちゃんパート2」ですが、これは前作とガラリと変わって極めて牧歌的な内容です。「お花畑で聖子ちゃんのスカートをめくろう!」・・・ってな、ただそれだけのストレートでかつストイックな内容です・・・キョロキョロしてるややガニ股の聖子ちゃんにみつからないように左右からめくるための「手」をのばして、聖子ちゃんのスカートまで移動させるだけです。聖子ちゃんの視線以外にもポロポロ落ちてくるクリのイガをよけるだけで画面はけっこうハデなんですが、実際やってみるとゲームウォッチ以下の内容です・・・
しかしです!なぜか必死でやってしまう中毒性が非常に高いゲームです。これはなんなんでしょうか?聖子ちゃんもたいしてかわいいわけではなく、ゲーム性も最悪のはずなのに、なぜかやってしまう・・・悲しい男の性としか説明のしようがないですね。5回めくるごとに聖子ちゃんは「ボーナスグラフィック」(ほめすぎ)の「体育座りチラ」を披露してくれるんですが、どんな精神力の強い人間でも、禅寺の坊主でも、15回めくるのが限界でしょうね。それ以上のやる気はおきません!(断言)もし、「オレは30回めくったゼ!」なんて猛者は、ぜひ私にメールください(笑)
幸せだった「夢のあと」
とまァ、ファミ通のクロスレビューなら、両作とも合計10点いくかいかないかの「箸にも棒にもゲー」を2作書かせていただきましたが、結論としては、「幻は幻のままでよかった」です。「幻のゲーム」として、ぜひやってみたかったんですが、やはりいざやってみると所詮ハナクソはハナクソでしたね。(苦笑)
私ほとんど、芥川の「芋粥」に出てくる主人公のコッパ役人の心境です。今回リハビリも兼ねてますんで少し短めのレビューでした。おそまつ。(余談ですが、昔バンダイが出したゲームウォッチ(あ、「ゲームウォッチ」って任天堂の商品名か)で、「エッチな小人」ってのがありました。友達に聞いても誰も知らなかった超弩級のマイナーゲームですが、女の子の服を脱がせに来る小人を撃退するだけのゲームなんですが、それを思い出しました。まだもってらっしゃる方、連絡下さい!高価にて買い取ります!(けっこうマジ))
文章:きたかZ氏
「聖子ちゃんSOS」に関連するすべての画面写真、パッケージ写真の著作権はCOSMIC SOFTに帰属します。