西角友宏さんがゲーム保存協会の名誉会員に加わりました

西角友宏さんがゲーム保存協会の名誉会員に加わりました

この度、ゲーム保存協会では、70年代のビデオゲーム黎明期より開発に携わり、今もタイトーのアドバイザーを務めていらっしゃる西角友宏さんを名誉会員としてお迎えすることになりましたので、お知らせします。
本日3月31日は、西角さんの80歳の誕生日。傘寿のお祝いの日に、名誉会員のお知らせをさせていただき、大変光栄です。おめでとうございます!

名誉会員とは

ゲーム保存協会では、ゲームソフトやハードウェア、雑誌や書籍などを収集するだけでなく、こうしたものを作っていた当時の第一線のクリエイターの皆さんとの輪も大切にしています。人がいなければ文化は生まれません。名作ゲームの裏には、必ず、一人一人のヒューマンドラマがあるのです。人の足跡を記録し、証言を記録することも大切なゲーム保存活動である、との思いから生まれたのが、ゲーム保存協会の「名誉会員」制度です。

西角友宏さんについて

1968年、タイトーの開発子会社であったパシフィック工業株式会社にゲームエンジニアとして入社。1970年にデビュー作となるエレメカ「スカイファイター」を開発、以降10数機種のゲームを世に送り出してこられました。1978年、国産ゲームとして初めてCPUを搭載したビデオゲーム「スペースインベーダー」を開発、日本のみならず海外でも大ヒットを記録し、ビデオゲーム黎明期を代表する作品のひとつに。2012年からタイトーのアドバイザーを務めています。
ゲームを文化として次世代に残すという活動方針への賛同をいただきました。この度、名誉会員として当協会への参加をご快諾いただいたことに感謝申し上げます。

ゲーム保存協会を応援する西角友宏さんからのメッセージや略歴は、こちらのページでご確認いただけます。

名誉会員 西角友宏

ゲーム文化の歴史に貢献された方からの応援は、活動を続ける私たちにとって、とても心強いものです。
未来にゲームの歴史をしっかりと伝えていくために、一つでも多くの資料を残し、一人でも多くの方と協力して取り組みたいと考えているゲーム保存協会。取り組みへの参加方法は様々です。今後も名誉会員に参加いただける方が増えるよう、透明性を保った団体運営と真摯な活動展開を維持してまいります。

ぜひ今後のゲーム保存協会の取り組みへのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

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チャリティーオークション実施のお知らせ

2024年6月頃まで、ゲーム保存協会のチャリティーオークションを実施いたします。
当協会のA3スキャナーは、約10年・約1万枚のスキャンを行い、パッケージや雑誌の表紙を保存する作業に大活躍しましたが、寿命で壊れてしまいました。

保存作業を継続するために、新たなスキャナー器材購入の購入費・約35万円が必要となります。
この器材購入費の補填をするため、当協会の寄贈された重複在庫をYahoo! オークションにて出品いたします。
(なおクラウドファンディングで購入するスキャナーは雑誌本文の紙を大量にスキャンするもので、用途が異なります)

>パッケージ保存の一連の流れ

■売上金の用途
落札されたオークションの売上金は、全て雑誌・パッケージ画像を電子アーカイブ化を行うために必要なスキャナー購入費、作業に必要な備品など、雑誌アーカイブ事業の活動資金として、大切に使わせていただきます。

■実施期間
2024年6月頃まで(予定)
主に日本ファルコム様関連商品の出品となります。
出品時はX(旧Twitter)にて告知いたしますので、参加いただける方はぜひご支援いただけますと幸いです。

>オークション出品リスト

ぜひ今後とも引き続きのご支援ご協力、応援をいただけますと幸いです。

スキャナー購入支援の進捗と御礼

雑誌アーカイブ事業にて、雑誌本文をスキャンするための専用スキャナー購入支援を募ったクラウドファウンディングの進捗報告をお伝えいたします。
2023年12月下旬より開始し、おかげさまで開始早々ハイペースで目標金額に到達し、支援金は750,717円と125%達成、90人もの方よりご支援をいただきました(2024年3月末時点)。皆様からの寛大なご支援をいただき、深く感謝を申し上げます。

本クラファンは6月まで実施となりますが、集まった支援金にて専用器材を購入いたしました。

■購入器材
①専用イメージスキャナー(RICOH fi-7600)
雑誌のページ裁断を行った後、大量の紙を高速で読み取ります。またOCR(光学文字認識)に適したイメージデータに変換できます。

②雑誌資料分解用の裁断機、変圧器
表紙と本文を分解する際に必要な裁断機です。分解された本文のページをスキャンしていきます。裁断位置を細かく調整するため、ハンドル機能が付いています。また裁断機を動かすために、230V出力の変圧器も合わせて購入いたしました。

皆様からのご支援を早速形にすべく、雑誌「I/O」からスキャニング作業を進めてまいります。
6月末までに集まった支援金は、雑誌アーカイブ事業に活用させていただきますので、今後とも引き続きのご支援をいただけますと幸いです。